今日はイオス君が遊びに来てます。
本人は遊びにきてるわけじゃなくて仕事の報告に来たつもりっぽいけど、私からしたら似たようなものなので遊びにきてるってことにしておきます。
それで実は言うとルヴァイドさんはただ今お出かけ中なので家にいません。
イオス君は少し?おっちょこちょいなので、ルヴァイドさんに予定を聞かないで突撃して来てしまったのです。
事前に予定をしっかりチェックしましょうってレ○クのCMでもやっているのにね。
それで、おっちょこちょいのイオス君は自分の失敗の所為で落ち込んでしまっているので、私は慰めてみることにしました。
「まぁまぁ、イオス君。そんなに気を落さなくても、ね?誰にだってこれぐらいの失敗はあるから。ルヴァイドさんだってこのぐらいで怒ったりしないんだから。」
「すみません。ルヴァイド様のいないときに来てしまうという失敗を犯してしまったあげくさんにも迷惑をかけてしまうなんて、本当に僕は…」
「はいそこまで。マイナス思考は終わり。私はこうやってイオス君とゆっくりおしゃべりできることを迷惑だなんて思ってないんだからね」
「ああ、ありがとうございます。少し気が軽くなりました」
という会話をしながらイオス君と二人、ソファーに座り優雅に紅茶を飲みながらルヴァイドさんを待っているわけなんです。
けれど、そんなイオス君に今にも飛び付かんばかりのレオとミランが後ろから接近してきています。
イオス君は家に来るたびに我が家の可愛い二匹のペットにつぶされています。いい加減学習すればいいのに。
そして今日も今日とてつぶされるイオス君であったのです。
レオに乗っかられて顔を舐められています。ミランはイオス君の上着に付いているベルトで引きちぎらんばかりにじゃれています。
「おい、ちょっ、やめっ…お前らはなぜいつもいつも僕にのしかかるんだ!?」
「「わんっ!!」」
うん!三人…一人と二匹か、とも仲がいいね!!いいね人種を超えての友情って!!
とかなんとか考えていると
「さん見てないで何とかしてください!」
って言う悲鳴兼、非難が聞こえてきました。
まぁいっつものことなので私はいっつものようにレオとミランのお気に入りのオモチャ、ゴムでできた手のひらサイズのボールを二匹の愛犬の名前を呼びながら庭のほうに投げました。
そうするとレオとミランはイオス君を捨て置きボールを追いかけて庭に飛び出していきました。
イオス君<ボールなわけだ。そのおかげでイオス君は助かってるんだけど。
「イオス君、いい加減学習とかしないの?仮にも軍人なわけだから気配とかわかるはずかと思うんだけどねぇ」
「うっ…さんこそ来るのが見えているんだったら教えてくださいよ!」
「え〜だっておもしろいんだもん。」
「そんなことで僕は毎回毎回つぶされているんですか!?」
「いや、それはイオス君が鈍いからでしょ?」
って言うとちょっと泣きそうな顔をしたので一応誤っておいた。
そんなこんなんで時間が過ぎていって、ルヴァイドさんが帰ってきました。
「いま帰った。」
これだけ聞くとすんごい関白亭主みたいだよね。
本当はそんなことないよルヴァイドさんはすごく優しいからね。
「おかえりなさい。いまイオス君来てるよ。」
「ルヴァイド様、偵察の報告なんですが…」
「じゃあ私は夕ご飯の準備してくるからごゆっくりぃ。あっイオス君食べていくよね?」
「いいんですか?」
「もっちろん。気合入れて作っちゃうよ」
「ありがとうございます。いただきます。」
「そういうわけでルヴァイドさんも楽しみにしててね。」
「ああ、の作ったご飯はおいしいからないつも楽しみにしている。」
そんなこといわれたら顔に熱が集まってきちゃうじゃないですか。
ほら、イオス君もどう反応しようか困ってるじゃない。でも断然がんばっちゃうんだから。
「よしっ!がんばらしていただきます。」
って言いながら台所のほうにルンルン気分で引っ込んでいきました。
「完成。お〜い、ルヴァイドさんとイオス君運ぶの手伝って。」
料理のできに満足しながら二人に声をかけ、料理をリビングに運びました。
「それでは」
「「「いただきます」」」
うん。われながらおいしい。
「おいしいですさん。特にこのスープすごく好きです」
「ありがとう。それちゃんと出汁からとったからね」
「そのスープは俺も気に入っている。あと、この魚の酢漬けもおいしいな。」
「ルヴァイドさんもありがとう。」
和やかに会話しながらのご飯も終わり、そろそろイオス君が帰るみたいなので玄関までお見送りです。
「じゃっイオス君きおつけてね。」
「さん、今日は本当にありがとうございました。」
「イオス、これからはちゃんと予定を調べてから来ることだな。」
「すみません。今後このような失態はないようにします。それでは失礼します。」
「ああ」
「またきてね。」
とイオス君は帰っていきました。
今日は結構楽しい一日だったな。イオス君は美人さんなのにちょっと抜けてて可愛いし、ルヴァイドさんはうれしいこといってくれるしで充実してました。
よしっ!明日も頑張るぞ!!
予期せぬお客様が
やってきた日
イオス君は大事な大事なハンコをもらった報告証を忘れていくというお約束なボケをしてくれました。イオス君から座布団二枚とって山田君。
<<back
後書き
ルヴァイドさんのしゃべり方わかんないですね。そして相変わらずあんまりしゃべらないし…好きなのに難しすぎですルヴァイドさん(泣
2007/5/20