「やっほー元気ないねぇ高瀬準太」
「・・・別に」
「そんな顔で別にとか言われてもねー当ててあげよっか?昨日の試合のことでしょ」
「!わかってるんならほっとけよ」
「んームリ」
「は?」
「だって、ものすっごい暗い顔してるもん。今にも泣き出しそうな顔。そんな準太ほっとけないよ」
「何でだよ、俺が暗くなってようが落ち込んでようがには関係ないだろ!?」
「あるよ。何かね準太がそんな顔してたら私ヤだもん。いっつものバカみたいに楽しそうに笑ってる顔のほうが好き。授業中は爆睡してて休み時間は早弁してるか野球のことはなしてて放課後になったら即効クラブに走っていって、怒られてもすぐ立ち直ってすごーく練習がんばってる野球バカな準太がいい。そんな落ち込んでふさぎ込んでるのなんて準太らしくない」
「・・・俺さー頑張って投げたんだ。和先輩らは今年最後の夏だったから絶対に甲子園に行きたかったんだ。最初は万が一にも負けないだろうって言われてた今年からの新設で一年ばっかのトコ。別になめてたわけじゃないんだ。それなのに負けた」
「そうだね。負けたね。私、思うんだけど準太って結構沈みやすい?怒られてもへこまないのに変だよね」
「はぁ!?変ってなんだよ。、お前慰めにきたんじゃないのかよ?」
「最初はその予定だったんだけどあまりにも沈んでるからついちょっとからかってみたくなったの」
「絶対Sだろ。普通幼馴染が落ち込んでたら優しく立ち直らせてあげようとか思わないわけ?」
「始めのほうは優しくなかった私?って言うか慰めてほしいの?」
「・・・いらねぇなんかに慰めてもらうほど俺は落ちぶれてないし」
「はぁ!?私に対してめちゃくちゃ失礼!そんなんだから彼女できないのよ」
「俺、別に今そんな余裕ないから彼女とか要らない。野球で手一杯」
「あぁそうですか!そう言えば準太君は野球バカでしたね!」
「野球バカゆうな。って言うか何でそんなにお前怒ってんだよ?」
「準太が鈍いからに決まってんでしょ!もぉいい!私、和先輩んトコ行ってくるからついてこないでねそれじゃね!」
「お、おぉ」
「和センパーイ!!ちょっと聞いてくださいよ」
「?そんな怒ってどうしたんだ?」
「どうしたもこうしたもないんです!準太が鈍すぎです!」
「あぁ、準太が鈍いのなんか昔っからだろ?それでもいいっていったじゃないか」
「だからって鈍いのにも限度がありますよ。さっきね、かくかくしかじかで・・・
「はーなるほどな。確かに鈍いな」
「でしょでしょ!うーやっぱり準太は野球バカだー」
「ははは、いつは野球バカだがいいところもあるだろ?」
「うっ、そらまぁちょっとぐらいなら・・・」
「準太にははっきり言うぐらいがちょうどいいじゃないのか?」
「そうですよね。準太にははきいり言わないとわかんないですよね。よし、決着つけてきます」
「決着って勝負じゃないんだから。とりあえず頑張って来い」
「はい!和先輩もこんな時期に私の相談なんて聞いてくれてありがとうございます。がんばってきます」
「おう」
「準太ー!あんた鈍いからはっきり言うね。実はずっと前から準太のことが好きなの、だから覚悟しておいてね」
そう言った時の準太の顔は見ものだった。アホ面って言うかわけわかりませんって言うかとりあえずそんな顔で、でもそんな顔も含めてだーい好きだよ準太
バーン☆
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後書き
只今おお振り大ブーム来てます!!
準太かわいいvv西浦も桐青も武蔵野も大好き!
でも準太の口調がいまいちわかんなぁい(涙)がんばります・・・
2007/6/9