気付いてよ私の気持ち
「三蔵ー三蔵様ー・・・クソボウズ・・・
バン!!
「ぎゃあー!!うそうそーウソでーす!!そんなマジで発砲することないじゃん。ちゃんのちょっとしたかわいいお茶目じゃんかぁー・・・ジョウダンデス。だから睨まないで!そんなことより聞こえてるんなら返事ぐらいしてよ」
「ふん。俺が返事する必要がどこにある」
「返事する必要って呼んだんだから返事するのなんか普通でしょ。もぉ三蔵は年中反抗期なんだから」
「反抗期って何だ!俺はそんなものになった覚えはない」
「はいはいわかりました」
いやいやいや年中反抗期だと思うよ。もしくは天邪鬼かな?うん天邪鬼だな。でもこんなこと声に出して言ったらまた愛銃で発砲されることは目に見えてるから本人には言わないけどね
「はいを二回も言うな鬱陶しい」
「はーい」
三蔵は細かいなぁまったくもう。・・・うっ、考えてたことが顔に出ていたのか銃口を向けてくるしぃ笑顔だアタシ!ほっ、助かったー
「はー。で、何のようだ」
ため息つくなんてひどいなーちゃん泣いちゃうよ?
「んーっとね、三蔵このごろちゃんと眠れてる?眠ったと思ったらすぐ目覚ましちゃうし、夜だってよく外出て行ってるでしょ?」
「・・・お前には関係ない」
「関係あるよ。一緒に旅してる仲間でしょ刺客に襲われた時に寝不足で動けませーんなんてことになったら困るし、って言うかみんなの迷惑になるからね」
「そんなへま俺がすると思うのか?なめるのもたいがいにしろよ」
「そーですねー三蔵様がそんな無様なまねされるわけないですよねー。ご立派な三蔵法師様ですもんねー」
「テメー本気で死にたいらしいな今すぐおくってやる」
「スミマセンデシタ。でもさ、ほんとにちゃんと寝たほうがいいよ?いっつもよりタバコの数増えてるし体に毒だと思うけど。アタシの心労が増える一方だわ」
「ほーお前にも心労が増えることなんかあるのか」
「あるわよ!アタシはいつでも苦労人のポジションなのよ、そんなの嫌だけど!って話そらしてるし、アタシのことはどうでもいいから今は三蔵のことでしょ・・・って人の話ムシして部屋から出て行こうとすんな。本気でアタシは心配してるんだからぁ」
「・・・そこに座れ」
「へ?」
「言葉も理解できないようになったのかお前は。そこのソファーに座れって言ったんだ」
いきなり座れって意味わかんないし。でもとりあえず言われたとおりにソファーに座った
「え?三蔵?なにこれ?」
座ったアタシの太ももの上に三蔵の頭がのっかってる。名称としては知っているこれはいわゆる膝枕ってやつですか?でも何でこんなことになってるのかさっぱりなのだ
「お前が寝ろ寝ろってうるさかったんだから責任とって枕になっておけ。動くなよ」
そういって三蔵は寝息を立て始めた。・・・めちゃくちゃ恥ずかしいじゃん!どうしろっていうのよいったい!他のやつらに見つかったらなんていわれるか、考えてだけでも腹立ってくるし。八戒は胡散臭い笑顔でからかってくるだろうし、悟浄は見た瞬間爆笑しそう、悟空は普通に三蔵が寝てるのを珍しがってそうだわ。ほんとにどうしよっかー
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後書き
エセ三蔵でした。金髪坊主いいですねあの素直じゃないとこがかわいいvvって言うか三蔵に膝枕するんじゃなくて私がしてほしいです(超笑顔
2007/6/21