01.鹿のお尻ってかわいいよね?しっぽとかぴこぴこうごいて(けっして変態的な意味ではない!)









どうもこんにちはー
いつもプリチーなちゃんです。
さてさて、今回落下した場所というのが森の中でした。しかも鹿いっぱい。ここは海のない県で大仏が有名な某公園か!?
けど、まさかそんなわけもなく私は鹿たちに取り囲まれています。つぶらな瞳はかわいいけど、その立派な角は怖いです。
お願いだからどうか放っておいてください。切実に・・・

周りばかり気にしていられないんですよ今回。実は御華くんとはぐれちゃってすんごい困ってるんです。いつもは一緒に落っこちるのに今回に限っていないとかまじでなしだろ。有りか無かときかれたら余裕で無し!たぶんこの世界には来てると思うんだけど、近くにいてくれなきゃ危ないです。主に私の命が。
しかももう一つ厄介なことがあったりして。今の私縮んじゃってます。いや、いつも落っこちるたびに縮んでるんだけど、今回はもっと縮んじゃってるんですよこれが。自分から見える部分だけ観察した限りじゃたぶん5歳ぐらいってとこかな?やばいよねこの状況。
自分幼児。御華くんなし。周り鹿だらけ。オワタ・・・


と、絶望している私に声をかけてくれたのがシカクパパだったんだよね。
それで、正直にあれこれ説明したところ「よくわかんねぇ」と言われ、ここで一番のお偉いさん。火影のおじいちゃんのところに連れられて行きました。まあそれで、なんやかんやで(その際にも「よくわからんのぉ」って言われちゃった。私の文章能力に期待しちゃいけないだからねっ)(こんな時にこそ御華くんいたら良かったのに)シカクパパのところでお世話になることになったわけですよ。
シカクパパの家は奈良一族って言うらしく、なんと忍者でした。って言うかこの里が忍者の隠れ里でした。忍者って聞いたらテンションあがった。忍者ってロマンだよね!?葉っぱ頭に乗せて分身の術とかプールに潜って水隠れの術とかして遊んでたしね。
語りだしたら切りがないので忍者の話は置いとくとして、シカクパパの家族はヨシノママとシカマルお兄ちゃん。シカクパパは薬のことよく知ってて鹿さんの扱いがちょーうまい、でも豪快と言うか大雑把だったりするの。それでヨシノママの尻に敷かれてます!(ここ重要だってヨシノママが言ってた。そのヨシノママは美人で優しくて私のことも本当の娘のように接してくれて大好き。シカマルお兄ちゃんは私より(外見年齢は)2歳年上の面倒くさがりやさんで頭がちょーいい。まだ一回も将棋で勝ててないのが目下の悩みです。
あ、ついでに私忍者になるため学校通ってます。


シカクパパに忍術習ったり、ヨシノママとお菓子作りしたり、シカマルお兄ちゃんとだらだらしたり、その他色々してたらあっと言う間に数年たちました。(はや!って突っ込みはなしです)
ただいま緊急事態発生!シカマルお兄ちゃん達が中忍試験受けに行ったのはいいけど、何で他の里の忍者が木の葉隠れの里で破壊活動行ってんのさ!しかも、でっかい蛇がたぶん中忍試験してたとこらへんぶっ壊してるし!
どうするべき!?


!危ねぇから下がっとけ」

「ふぁい!」


イノお姉ちゃんとチョージお兄ちゃんのところのパパさんたち(会うたびに何かお菓子くれたりお花くれたりとよくかまってくれる)と猪鹿蝶とかいうチームを結成したシカクパパに後ろに追いやられ、怖いの嫌いな私は大人しくそれに従ったんだけど、どうにもこうにもシカマルお兄ちゃんが気になる。
シカマルお兄ちゃんは頭いいしそんな弱くないだろうけど、何と言ってもまだ下忍だしね。(中忍試験通ってなかったらの話だけど)


「シカクパパー!シカマルお兄ちゃん気になるのでちょっと見てくるね、あの辺」


そう言って巨大蛇辺りを指差した。
まあ反対されるだろうと思ってシカクパパの答えは聞かずに一目散にかけだすと、後ろの方でシカクパパの声らしきものが響いていた。
私、忍者の世界じゃまだ下忍にもなってないひよっこどころか卵ですけど、反則技いっぱい使えるから大丈夫!という意味を込めて後ろに向かってサムズアップしておく。(まぁ、怖いけど)

途中、怖い人たちに見つかりそうになったけど、私の逃走能力を見縊ってくれては困りますよ。一級品だよ、何においても逃げるのが一番の生き残り方法です。
元中忍試験会場らしきとこに着いたのはいいけど、何このカオス?やっぱり帰っていいかな?なんでこんなとこに来ちゃったんだ私!?みたいな気持ちでいっぱいです。

あーあの変態ぽい人は確か大蛇丸とかいう伝説の忍びじゃあ・・・まあ木の葉隠れの里からしたらやっかいな抜け忍なんだろうけど。青白いし病弱っぽいというかインドア派な人な感じ。
と、火影のおじいちゃんが結界みたいな中で戦ってるね。お年なのにがんばるねぇパワフルなおじいちゃんだこと。
ってか、あれってもしかして死体操ってない?あの人らほぼ毎日見てる気がする(顔岩的な意味で)初代火影と二代目火影に見えるけど気の所為だよね?ゾンビは勘弁です!本人も何か変態ぽくて気持ち悪いのに、さらに死体操ってるとか・・・アウトー!!
考えてもどうしようもないことは取り合えず横に置いておくのが良いと思われるので、横に置いておこう。

さてと、んーどうしようかな・・・
気配の消し方は上忍並みだと色んな人からお墨付きをもらってます。その技を駆使してこの辺一帯を見渡せる高い木の上で身を隠しながら考えてるんですけど、急がないと火影のおじいちゃん危ないかな。
あの結界のとこに行って力の限り(念使用)でぶん殴ったら壊れるような気がするけど、そんなことしたら大蛇丸に目をつけられるだろう!(断定です!)
と言うことで、ここからひっそりと術ぶっ放したいと思います。それでは行きます。


「天光満つるところ我はあり 黄泉の門開くところ汝あり 出でよ、神の雷! インディグネイション!」


もちろん小声でね。上級の術だけどまあ皆死なないでしょ。(適当ですけど何か?)
あんまり遠距離用はしらないし、あの結界がどのくらいで壊れるかわからないからインディグネイションぶっ放したけど、火影のおじいちゃんって生命力強そうだからよしとしよう!
大きな雷が落ちると同時に張ってあった結界が砕けた。
結界を張っていた敵さん勢力や大蛇丸、火影のおじいちゃんがちょっと焦げて気絶してるのは気にしない方向でいこう。ついでにあっけにとられている他の方々も気にしちゃいけないよ☆
呆気にとられて動けない人、呆然としてる人とか取り合えず皆一様に動きが止まっている。そして、誰かが動き始めると他の人たちも何かしなくてはと動き出す。だが時は遅し、大蛇丸他敵さん勢力は目を覚まし逃走態勢に入っていた。
そして、おじいちゃんは目を覚まさないって年寄りって今さらながらに感じます。ちょっと罪悪感・・・

そんなものに落ち込んでる場合じゃなくて、大蛇丸さん逃げちゃった。結界張ってた人たちも何かよからぬ動きしてるし、いやな感じ。
そもそもの目的ってシカマルお兄ちゃんなのにこんなとこで足止めてないで探さなきゃ。怪我してないといいけど。





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後書き
インディグネイションはテイルズシリーズの技です。雷系の上級技だったかな?
この主人公はアビスにトリップしていたので詠唱はジェイドさんのを拝借

2010/12/10