海賊日和!かもしれない?
(ワンピ/in白ヒゲ海賊団)







いやー青い空、青い海、可愛いカモメたち、燃え盛る船、そして響く悲鳴、何てさわやかなんだろう・・・


「おーい現実逃避してる場合じゃねーぞ」

「したくもなるよ、今のこの状況じゃね!!」


私たちの置かれている状況は、行ってしまえば戦いの真っ最中。海、船、戦いとくれば皆さんお分かりのように、そうです海賊です。今、私たちがいるのは海賊船。しかもちょー大物らしい。何でもこの世界じゃ海賊王にもっとも近いとか言われている白ひげさの船に落っこちて乗船させてもらってる次第であります。


「いい加減戻ってこいよ。そこのいたら後3秒ぐらいで真っ二つだぞ」

「そういうのは助けてくれるとかしてもいいと思うよエースさん!」

「自分で出来ることは自分でする。これうちの家訓な」

「いやいや、家訓って何!?私たち家族だっけ!?」

「この船に乗ることを親父が許可したんだから、家族も同然だろ?」

「え?そうなの?」

「お前ら余裕だな。ちょっとは集中しろよい」


私とエースさんのあほ会話に耐えられなかったのか、すぐ近くで敵をバッサバッサ倒している一番隊隊長のマルコさんに突っ込まれた。
自分だってすごい余裕そうだけどね!


「私は余裕なんてないよ!って言うか私もナースさんと非難してもよかったんじゃないのかな!?」

「いや、ダメだろい」

「即答!?こんな見るからに非力な女の子戦場に出すとか絶対間違ってる!」

「見た目だけはな。中身はここの隊長格ぐらいはあると思うよい」


エースさんはマルコさんの後ろで頷くな!だいたい、私だって好きで強くなったわけじゃないやい!


「ないよ!って言うか海賊なんて怖そうなものになりたくないもん!」

「海賊は楽しいぜ!お前も入れよ、だったら面白いから大歓迎だぜ」

「やだ。何回も言ってると思うけど、私は平穏に生きるから海賊にはならないの!」

「確かに、だったら他の奴らも歓迎すんだろい」

「マルコさんまでそんなこと!ここの人たちは好きだけど怖いの嫌い!!」


相変わらず余裕そうに会話してる私たちだけど、相手の海賊をもうほとんど壊滅と言うところまで追いつめている。
そして、最後の一撃は白ひげさんによって加えられ、襲いかかって来た相手の海賊船は文字通り海野藻屑と消えていった。


「グラララララ、宴だー!!」

「終わった瞬間その言葉!?」


って言うか、宴なんか毎日のようにしてると思うんだけど。


「今日は腹いっぱい食うぞー!」

「お前はいっつもアホほど食ってるだろい」

「うんうん。食べてるねアホほど」

「そうかー?ま、いいじゃねぇか。はっはっはっはっはっ」


その後、結局宴は開催された。いっつものことだけど。
白ひげ海賊団のみんなは楽しいし、何やかんや言ったって親切だから大好きだけどほんとに怖いのはやだな!せめてナースさんと非難させてくれるんだったら『就職先:海賊』って言うのも考えるんだけどな!







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後書き
マルコの喋り方がわからん。最後に『よい』とかつければいいと思ってる。←どうしようもないな・・・
白ひげ海賊団大好きはいりたい!

2010/1/7