「で、何で俺がこんなことしなきゃならないんだ!?」
「何故かって?それはもちろん襲われたからさ。自分の身を守るのは当たり前のことだろう?」
「違うっつーの!俺は襲われていない!お前のせいだろ!!」
状況を説明すると、たまたま偶然襲われている双識のそばを通りかかってしまった俺は、人目見るや踵を返して逃げようとした。そらもう全速力で。
けど、俺が逃げるより早くに双識のやろうが俺に気付いて、あろうことか「やぁ、そこにいるのはじゃないか。久しぶりだと思うのだが」なんて襲われている奴にしてはふざけたことにのんきに声をかけてきたのだ。
その結果、仲間と思われたのか目つきの悪い、いかにも殺し屋でって感じで殺気を放ってるやつらが俺までターゲットにしてきた。
まぁ、もちろん返り討ちにしたけど
「無事だったんだからそう怒ることもあるまい」
「お前が言うな!無事とかそういう問題じゃねぇんだよ!いい加減俺を面倒ごとに巻き込むな!」
「怒鳴ってばかりいると血圧が上がるとおもうんだけどね」
「いっぺんぶっ殺す」
「ははは、に追いかけられたら全力で逃げなければ、なかなかしんどい」
「はぁーもう相手すんもヤダ・・・帰ろ・・・」
「おやおや、もう帰ってしまうのかね?」
「お前の相手がイヤだから帰るんだよ」
「は本当につれない。私は家族の次ぐらいには君の事を愛しているのに」
「っ・・・!!アホか!お前が気持ち悪いこというから鳥肌立っちまったじゃなぇか!!」
「本当に君という人は「やめれ!!もぅ、まじで俺は帰る!!」
「あーそうそう、この当たりで人識を見かけなかったかい?」
「お前という奴はー!!人の話を当たり前のように聞かない変態だな!!」
「変態とは酷い」
「酷くないお前は変態だ。人識も見てない。以上さようなら。できれば永遠にな」
「そうか、人識の気配をこの当たりから感じたのだが立ち去った後だったのかな?では、また会おう」
そう言って奴は去っていった。会いたくないっつーのにまた会おうとか言ってくなよ!だから零崎一族はいやなんだ。人の話は聞かないし、迷惑ばっかり持ち込むし、変態多いし、他にも―――
とりあえず、家に帰って日夜に癒されよ・・・
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2008/8/25
clap up:2008/1/18