明日も晴れ!!4






テストの結果は上々。いつもより少し順位が上がっていた。
野球部の勉強できない二人組みもどうにか赤点回避をし試合に出れるみたいで一安心ってとこです。

そんなこんなんで、今日は夏の甲子園予選の抽選会らしくみんなはその会場に行っている。
ウチはというと授業そっちのけで、一回戦ぐらいは一年生チームでも勝てるところとあたってほしいなーなんて祈ってみたり。
そしたら先生にチョーク投げられた。(何時の時代やねん!)
やっとのことで退屈な授業が終わり、グラウンドに向かうことにしたのだが靴箱で浜っちとバッタリ。


「よぉ、お前もグラウンド?」

「そうやけど。もしかして浜っちも?」

「おう。ちょっとな」

「ふーん。そやったら、しゃーないから一緒に行ったんで」

「何かすっごい、えらっそうだな」

「当たり前やんウチは偉いねんから」

「・・・ぷっ・・・」

「あー今笑ったやろ!そうゆうやつは、ひん剥いてウチのデッサンの被写体にすんで!!」

「まっぱ!?―――ふはははは・・・俺の肉体美を存分と描くがいい!」

「うえっ・・・想像したら気持ち悪ぅなってきた」

ー自分で言っといてそれはひどいんじゃないか?」

「そんなん知らんは―――・・・あっあれ野球部帰って来たんちゃう?」

「ん?おっ本当だ―――・・・三橋!抽選会行ってきたんだろ。どうだった?」


三橋は声をかけられたら、いつもみたいにびくっとなっていた。


「え・・・と、人が、たくさん・・・・・・」

「そーじゃねーだろ。どことあたったかっつーこと」

「そうそう、ウチもそれが聞きたかったんや。で、どこと?」

「あっ・・・さん。あ・・・と、桐青高校」

「うわスゲ!去年の優勝高じゃん!」

「・・・まじッスか!?うわー桐青かぁー」


何でよりによって桐青なん!?柊兄いるやんか!応援行きたかったんやけどやめよぉかなーでもなー慎さんやら和さんやらに会いたいしなーでも柊兄にはみんなの前で会いたくないな・・・別に嫌いとかゆうわけやないけど、恥ずかしいねんあのシスコンは・・・でもでも、やっぱりみんなの応援はしたいし・・・どうしよっ


「おーい?何一人でぶつぶつ言ってんだ?」

「うわっ!って花井かービックリさせやんといてーや」

「お前が自分の世界はいってるからだろ。それよりここに何か用か?」

「もち野球部がどこと当たるか聞きに来たに決まってるやん!それにしても一回戦から桐青かークジ引いたんって花井?」

「そうだけど・・・」

「キャプテンはクジ運ないなぁ」

「悪かったな!どうせ俺はクジ運悪りぃよ!!」

「まぁまぁ別にクジ運悪いのが悪いってゆってるわけやないやん。よろしくもないけどな」

「どっちなんだよ!」

「ごめんごめん―――でも、絶対負けるって決まってるわけやないねんから、がんばりぃや」

「お、おう!」


なんやかんやゆってても、こいつらはやる時はやるってウチは信じてるで。


「それじゃーウチそろそろ帰るは。ちょっと用事あるしな」

「そーか。じゃぁな」

「練習がんばってな。ばいばーい」

「―――・・・!試合観に来いよな絶対に!勝つから!」

「うぇ!?・・・もちろんや!ウチが観にいったんねんから絶対やで!」


絶対勝つって言った時の花井はちょっとかっこよく見えた。
夏大会はどうなんのかすっごい楽しみや。
応援行くかどうか迷ってたけど花井の言葉で決まったは。和さんらには悪いけどウチは西浦が勝つって信じてんで!気合入れて応援するからな!!







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後書き
花井って学校に戻ってきてたのかな?姿は出てなかったけどみんな戻ってきてたよね??たぶん!
もうどっちでも自分設定でいきます。突き進みます!!


2007/12/12