ザンザス成り変わり2
*『』はイタリア語だと思ってください。
俺が生まれて早10年ぐらい?
疑問形なのはいまいち自分の年齢に興味を持てなくて適当に数えているため。(だって、自分が指の数で足りる年齢だなんて再確認してしまったら精神的ダメージが大きいので、あんまり数えないようにしているからさ・・・)
容姿は母親に似てなく、髪は真っ黒(これは元の俺といっしょ)瞳は真っ赤(これどこの中二病だよ!)
目が赤いとかアルビノ?って思ったけど髪の毛真っ黒だしよーわからん。まぁ、突然変異ということにしとこう。(自分で言ってて悲しくなってきちゃった・・・)
話は飛ぶけど、この世界に生まれて色々ありました。本当に色々、ね・・・
ここは多分イタリア。多分ってか完璧にそうだ。
言葉とかは、最初のうちは何話しているのかなんて全くわかんなかったけど、さすがにここでこんだけ生活をしていたら普通に喋れるようになった。
あ、いや普通にっていうのは言いすぎた。俺の脳みそは平均的な10歳児より下らしく、脳内で思ったことを全てイタリア語に変換してくれない。
思考とかは全部日本語だからうっかり日本語で喋りそうになって何回もあわてた。一般のイタリア人が習ってもいないのに日本語話したらおかしすぎだからな・・・(かなり挙動不審な子なっちゃったと思うよ)
それと家には父親という存在がいない。母に聞いても悲しそうな顔をするだけなので、もう二度ときけなかった。
あまり裕福な家庭ではなく、って言うかぶっちゃけ貧乏だったから母は俺を育てるために朝早くから夜遅くまで働きっぱなしだった。
俺だって数年前からは色んなところで働いている。
例えば、ゴミ集め。何かすっごい臭かったと言うか生理的に受けうけないような臭いで、赤黒いものが染みついている麻袋とか。(肉屋の残飯だったのかな?)
例えば、配達員。依頼主は真っ黒なスーツの強面な人たちで、絶対に揺らすな落とすなぶつけるなとか言われた。(中からは時計の針みたいな音がしたっけ?そう言えば、届けた数日後その建物爆発したらしいけど、ちゃんとガスの元栓は締めないとだめじゃんかなー)
例えば、迷子探し。チンピラ風のやつらにこいつ連れてこいと写真を見せられた。(写真の女の子は見るからに裕福な家庭な子ですんげー美少女だった。何でお父さんはチンピラ風な格好してんだろう?後全く似てない親子)
そうやって日々苦労しながら生きています。
PS
何か手に職つけたほうがいいのかなー
このままだとニートになりそうだよ俺
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後書き
clap up:20090829
再録:20100306