続・気分は不思議の国のアリスのおまけ
もし、体が元に戻ったとき裸だったら・・・
「では、のみます」
一気にビンの中身を煽った。―――・・・マズッッ!!
そう思った瞬間体が熱くなった。
―――けど、涼しくなった??
「ん?・・・わーー!!!」
「!?」
そう、私には体がもとに戻ったときに服をオプションでつけるなんていう神業はできなかったのだ。
まぁ、要するに真っ裸というわけ・・・
人がいっぱいいるこの中で!!
「わ、わー!!見ないで!って言うか見るなー!!」
「誰か服!何でもいいから早く!!」
慌ててているのは私とツネッテだけで、男は誰一人として焦っていない。
A、B、デイビットさんは固まっているし、セバスチャンとユーゼフ様は「ふむ」とか「ほー」と何かに感心しているし、ヘイヂは(男か女かは不明)ニヤニヤ笑っているだけ。とりあえず男共全員あっちむけや!!
「、これ!!」
ツネッテが庭に干してあった、シーツの1枚を引っ手繰るように取り、私に投げてくれた。
「う、ぅ〜・・・ありえない―――・・・私、部屋に戻ります!!」
こんな格好で何時までもいられないし、そして何よりもこの場所にい辛かったのでダッシュで部屋に逃げ帰った。
次の日からツネッテは微妙に同情の眼差しで見てくるし、AとBはまともに顔を合わしてくれないし(会ったら即効で顔をそらす&全身茹蛸)、デイビットさんはあの時ビックリして固まってただけで、会ったら会ったで「は以外とスタイルよかったんだなー」なんて言ってくる始末(照れないのはホモだから!って言うか以外とって何だ以外とって!!)。他三名(セバスチャン・ユーゼフ様・ヘイヂ)はいつもと変わりなし!!
ほんと最悪だ!!
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後書き
まぁあれです。主人公はセバやユー様みたいに人間捨ててないってことで「もし戻ったとき裸だったらみんなの反応は!?」バージョンで書いてみました;;
2008/2/28