第七話



「はい。これネックレス」

「うーん確かにこれだね。それにしても速かったねもっと時間かかると思ってたんだけど」

「いやいや、私これでも前はプロの忍びだったんだから。まぁ色々とあったけどね」


あの騒ぎの後、私とシャルは私が寝ていた大広間らしきところからシャルのプライベートるむに移動して仕事の話をしている
シャルの部屋はコンピューターやら配線やらでごちゃごちゃしていてつまずきそうになった


「それじゃー報酬なんだけどこれくらいでどう?」


そういってシャルが電卓をみしてきたんだけど意味わかんない。理解不能ですなんですかこの額は


「シャルー桁間違えてるよ。明らかにおかしい」

「そう?少ない?だったらこの倍ぐらいかな?」

「ち、違うって!多いの!多すぎだよ」


だってねシャルがみしてくれた数字って言うのがね8千万ジェニーだよ!?ネックレス盗んできただけでこんな大金ておかしいって絶対なんか裏があるとか思っちゃうじゃん


「多いかな?このぐらいが妥当だと思うよあの屋敷なら。警備とか防犯センサーとか結構なものだったでしょ?」

「え?そんなことなかったと思うけど、防犯センサーなんかちょっといじくったら落ちたし警備の人もアホだったもん。きっと今頃私がいないの気づいてみんな大慌てしてるんじゃないのかな?」

「屋敷のひところしてないの?わざわざ殺さないで盗んだんだめんどくさくない?皆殺しにしてから探したほうが速いのに」

「私は殺さないよ」

「ふーん、甘いんだねは」

「そういうんじゃないよ」

「どういう意味?」

「私が人を殺さないのは約束だから。血とか見てると気分悪くなっちゃうしね。それを甘いって言わないと思うけど?」

「自分のためって言うのは?」

「私、忍びでしょだから小さい頃から仕事しててね実際暗殺だってしてたんだ。でもね要人の一家全員暗殺するって言う任務があったんだけど私その時の記憶ないの。それからはね私に暗殺の仕事回ってこなくなったし柊兄にも絶対に暗殺とか人を殺すよううな行為をするな出来れば忍びもやめろって言われたわ。言われた時は何で?って思ったけど柊兄の真剣な顔見たらノーなんて言えなくてでも忍びをやめたら私何の意味もなくなっちゃうから暗殺以外の仕事をするって約束で忍び続けてたの。だから私は人は殺さないわ」

「そうなんだ。、君は気にならないのそのときのこと」

「そんなんめっちゃ気になってるに決まってんじゃん。でもね聞こうとすると柊兄がすごく辛そうな顔するから聞けなかった」

「そっかーってブラコンだよね?」

「今の話し聞いて感想がそれ!?や、確かにブラコンかもしんないけどさぁ他の兄弟もみんな好きだもん」

「へー兄弟多いの?」

「うん、柊兄って言うのが一番上で―――


何でか私の兄弟の話になってそのままくだらない世間話とかいろんな雑談をしてこの日は遅くなったってことでこの廃ビルに止めてもらうことになった
それはありがたいんだけど、今の私の願いはちゃんと寝れる部屋がありますようにという一点に尽きます






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2008/10/25