ゴ○ブ○を食べ物だと私は絶対認めない
仕事がひと段落ついて休憩しようと食堂に行くとデイビットさんが手打ちうどんを作っているらしく袋に入った白いものを踏んでいるところだった。仕事をしている邪魔をしてはいけないと自分で紅茶を淹れようとしたら気にするなと言い紅茶を淹れてくれている。
「つっかれた〜何なんですかこの屋敷〜」
「ははは、お疲れさん。ほい特選ブレンド紅茶これ飲んで元気でも出せって、な」
「デイビットさんありがとうございます。やっぱりデイビットさんの近くは落ち着きますねー」
「そうか?そうなんだったらまあゆっくりしていってくれ」
「是非そうさせてもらいます」
ディビットさんは私の頭をぽんぽんと叩きながら紅茶を出してくれた。少し子ども扱いをされてるような気がしないでもないが、みんなにもしてるかと思い直し湯気を立てている美味しそうな紅茶を飲む。(ああ、やっぱりディビットさんの紅茶は美味しい)
私がデイビットさんが淹れてくれた紅茶とデイビットさんのほんわかオーラで日々の疲れを癒していると、Aがものすごい形相で乱入してきて、そして第一声目が・・・
「セバスチャンの嫌いな食べ物は!?」
だった。
正直なんじゃそらって感じだ。ものすごーーっく必死な様子で尋ねることがセバスチャンの嫌いな食べ物って意味がわからん。
けど、まぁAの奇行はよくある事だしと思い直し私は紅茶に意識を戻した。だが、デイビットさんが嫌いなものはわからないが出したことないものならあるといって、ゴ○ブリ料理を作ることに決まった時はさすがに一瞬いくらなんでもそんなものは作るな!って叫んでやろうかと思ったがここで口を挟み自分も巻き込まれたくないので何とか押さえ込み、平静を装って紅茶を飲むことに成功したのだった。
あの後すばやく休息を終えた私は残りの仕事に戻りそれもなんとか無事(ではなく色々あったけど)終え、あの恐ろしい計画はどうなったんだろうと興味半分で食堂に顔を出してみると、そこにはデイビットさんが作ったにもかかわらず絶対に食べたくないような代物があり、それをセバスチャンがAに食べさせているとこだった。
とても幸せそうな顔をした(いくらセバスチャンにあーんをしてもらったからってそれを口に入れるなんて!!)Aがそれを口に入れた瞬間そのままどこか遠いところに意識が旅立ってしまったらしく固まってしまったのだ。
「セバスチャン、いくらAが悪いからといってもそれはいくらなんでもひどすぎると思いますよ」
「か。いや、人に勧めるぐらいなんだから自分は食べれて当たり前だろ」
「ああーそうですかー。じゃあ私はこれで」
相変わらずなセバスチャンにもうどうでもいいかーと投げやり返事を返し、Aをこのままにしておくのも気が引けたので部屋に送り届けるために背負って部屋を出た。
その際、みんなにビックリされたが鍛えてるのでこのぐらい平気ですと答えてみると、お前もか!見たいな目でみられた。(失礼な。私だって長時間は辛いんだからそんな変人を見る目で見ないでよね!)
この事件から一週間ぐらいまともにものを食べれなかったぐらいひどい目にあったというのにAは相変わらずセバスチャンの弱点探しをしている。
それで、ユーゼフさんに弱点云々の話をしてそれを聞いたピーターさんが極地付近までクリオネを捕まえに行き氷付けにされるということがあったが、ヘイヂがセバスチャンに悲鳴を上げさせるということで何とかAは納得したらしく一件落着?したのだった。
数日後
ツ:「ねぇそういえばセバスチャンに弱点らしい弱点がないのわかったけどにも弱点ってないと思わない?」
B:「ああーそういえばそうだな。は嫌な顔はするが何でもこなすしな」
A:「ふふふふふ・・・次はの弱点を探す!!」
B:「お前は〜いい加減懲りろ!」
悪寒!?今何か嫌な感じがしたような・・・こういうときの私の勘は当たるのだ。必死に何も起きないことを祈りながら、私は今日も仕事に勤しむのだ。
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後書き
ダメだ・・・全然キャラと絡んでない・・・主人公がただ傍観してるだけの感じになってしまった!
2007/11/10