02先生ー特技教えてくださーい
今日はあの変な先生の授業がある日で勉強は嫌いだけど先生には興味があったからワクワクしてんの!
三上先輩はあんまり気に入らないみたいだったけど何かあったのかな?
「始業式でも言ったとは思うが、もう一度自己紹介しとくな」
そー言って新しい数学の先生は黒板に名前を書き出した
「。好きなように呼んでくれ。それじゃー質問のあるやつとかいるか?いなかったら授業するぞーなんか言っといたほうが得だぞ」
先生(俺はそう呼ぶことに決めた)はちょっと意地悪そうに笑ってみんなを見回し答えを待っているみたい
俺はこの先生を始業式で見たときから興味がわいていて即座に手をあげて質問することにした
「はーい!はいはいはーい!!俺が一番にする。」
「わかったってお前からな。名前言ってから質問しろ」
「俺は藤代誠二。サッカー部でレギュラー!えっとね、とりあえず先生の、あっ!先生でいいよね?趣味とか特技とか教えて!」
「藤代誠二ね。お前元気よすぎもうちょっと声のトーン落とせって。サッカー部のレギュラーね。確かここのサッカーぶって強豪で部員もめちゃ多かったよな?すごいじゃねぇか。呼び方は別に何でもいいって言ったんだからそれでもいいぞ。趣味は旅行で特技は・・・秘密だな―――他にあるやつはー?」
「えー秘密ってなんスか!すっげぇきになるぅー!!」
「その内教えてやるよ。で、他にないか?」
「はーい。私はぁ先生に彼女いるのか気になりまーすvv」
「彼女ねぇどーでしゅうかー?」
「えーその言い方は怪しいぃ先生いるんでしょ?」
「ふっふっふ―――残念、只今彼女募集中のみなんだよ」
「そうなの?じゃあ私立候補するぅ」
「私も!」
先生は俺の質問をスルーして甘ったるい声の女の子の質問に答え始めた
それでも諦めないで授業中ずっと特技が何か聞き続けたけど結局答えてくれなかった。他のやつの質問には答えてんのにほんとにすっげぇきになる!!
「ってことがあったんだよータクー」
「あっそ」
「あっそってそれだけー!?タクの薄情者ー!!」
「はー別に特技なんて何でもいいし俺。また今度教えてくれるって言ってるんだからそれで納得しときなよ」
「む〜り〜だって気になるもん!」
「はいはい。じゃあ俺はグラウンド行くから」
タクはそう言って部室から出ていちゃった。
「タクのバカー!!」
ばしっ!!
「いったー!!」
「てめーはうるさいんだよ!」
「あー三上先輩!痛いじゃないですか!?っていつのまに?」
「お前がうるさいのが悪い」
「藤代が叫んでる時だよ」
「あっ渋沢先輩も」
「俺はついでなのか?早く着替えてグラウンドに行けよ」
「えへへ。はーい」
三上先輩と渋沢先輩が入ってきたの全然気づかなかったし。それにしても三上先輩手加減無さすぎーたんこぶできたかも。なんか先生の特技のことどーでもよくなってきた。それよりも部活!今日は新入生のレベル見るために紅白戦するって行ってたし楽しみだなぁ。
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後書き
我が家の藤代は飽きっぽいんです。サッカーが最優先事項なんで他のことは二の次になってます
主人公の特技は学校の自己紹介ではいえないようなことなんです。裏のお仕事に関係があることなんで違法なことですから(笑)その内、設定作ります
2007/8/3